ロジャー・安川、SigalSportからフェラーリでRolex24時間レースに参戦

2010.01.27(水)

yasukawa-helmet.jpgロスアンゼルス - ロジャー・安川は、これまでに一度だけデイトナで行われるRolex24時間レースに出場したことがある。そのレースでは6位で完走したにもかかわらず、レースでの体験を充分に味わうことが出来なかった。

安川は、来週末に開催されるCrown Royal Cask No.16 Season 提供の2010 GRAND-AM ロレックス・スポーツカー・シリーズのオープニングイベントに、Sigal SportからエントリーしているFerrari 430 (カーナンバーは08)で、再びこのレースに出場することが決定。今回は、このレースが充実したものになることを望んでいる。

「僕が2007年に初めてデイトナに来たときには、マシンやイベントについてまだしっかり知り尽くしていなかったので、レースを100%エンジョイ出来ませんでした。」「レースで起こった様々な出来事に対してすごい、と感じたことを覚えています。このイベントやコースについての理解を更に深めたので、今回は前回以上にレースを楽しみたいと思います。」と安川はコメントする。

決してロジャー・安川の、大規模なレースイベントでの経験が少ないというわけではない。彼はインディアナポリス 500に5回出場したことがあり、2度のトップ10フィニッシュを獲得している。インディカー・シリーズには2003年から参戦しており、5つのチームから39戦出場し、9回のトップ10フィニッシュを記録している。

「ロレックス24時間レースはとても大きなレースなので、シーズンを開始するのには絶好のイベントだと思います。」「ダリオ(フランキッティ)、スコット・ディクソン、ファン・パブロ・モントーヤなどの優秀なドライバー達もこのレースに出場しますし、このイベントに参戦できるのは本当に素晴らしいことです。」と安川は述べた。

ロレックス・シリーズに参戦するドライバーには、安川にとって馴染み深い仲間が多数いる。

「僕とバディ(ライス)は、ゴーカートやフォーミュラー・アトランティックなどでいつもお互いに競い合って育ってきました。インディアナポリス500では、僕は彼のチームメイトでもありました。」「このレースのレベルは相当に高いものです。フォーミュラー・アトランティックで対戦したマイケル・ヴァリアンテやジョン・フォガーティなどのドライバー達と再び対面するのも楽しみにしています。」安川は言った。

オープン・ホイール界で安川は、フォーミュラ・ヴォクスホール、フォミュラー・ダッジ、フォーミュラ・パーマー・アウディ、バーバー・プロ、フォーミュラー・アトランティック、そしてインディカーへと着々と経験を積んできた。2007年にSAMAX Pontiac Rileyのエントリーで、トーマス・エンゲ、クリス・フェスタ、クリス・ザッケリアスと共にデイトナで参戦した際には、デイトナ・プロトタイプがそれまでとは異なるドライビング・スタイルを要するものだと悟った。

「フォーミュラ・カーを運転するのと同じ感覚で、デイトナ・プロトタイプを運転しようとしていました。とうぜん同じように運転したところ、なかなかうまくいかなかったんです。」「デイトナ・プロトタイプに慣れるまでは、自分が思っていたよりも長くかかりました。」安川は打ち明ける。

今回のレースは安川にとって初めてのGTクラスでの参戦となるが、フェラーリ・チャレンジのドライバー達やクラブ・レーサーのドライビング・インストラクターとしての経験は実に豊富である。また、今度は3年前のレースとは違ったアプローチをもってデイトナに臨むことだろう。

「精神的な面ではデイトナ・プロトタイプに比べてGTのマシンのほうが運転がしやすいのではないかと思います。」「なぜなら、全く違うドライビング・スタイルで運転に取り組む姿勢をとるからです。GTカーの場合だとフォーミュラ・カーの考え方にとらわれることなく素早く反応出来るような気がします。今回Sigal Sport Ferrariの一員として、レースに復帰できるのを本当に楽しみにしています。僕のコーチング指導の経験を、今年のロレックス24時間レースに向けて役に立たせることができればと考えています」。「今回のマシンは僕がこれまで運転してきた車に比べて、やや重めです。恐らく僕のドライビング・スタイルを、必要に応じて若干調整することになるでしょう。マシンの特性を理解するには少し時間がかかるかもしれませんが、プラクティス・セッションの間で充分に感覚を掴む事ができることを願っています。」と安川は話す。

今回安川とチームを組むのは元ロレックス・シリーズのレギュラーで、2008年のマイアミ・グランプリで勝利を飾ったジーン・シーガル、同じカリフォルニア出身のフレッド・ポーダッド、ならびにラスティ・ウェストだ。

「このレースは、今までとは全く違う経験になるはずです。僕はチームメイトのみんなと同じマシンを使って参戦するのを楽しみにしています。」「僕らにとって、そして耐久レースの難関は、車を壊すことなく無事完走する事でしょう。」と安川は語る。